28:とんかつ ◆voT6OcgkPo:2008/01/26(土) 21:04:03.18ID:Qzvsnk2o
俺:大丈夫だよ。俺がずっと付いてるから。
まなみ:・・・
俺:いつでもまなみのとこに行くから。
まなみ:・・・ありがとう。
まなみは、弱弱しく俺の背中を抱き返してきた。
まなみ:・・・ありがとう。孤独で死にそうだった。
顔を離して、よく見てみると目の周りは泣いた跡で真っ赤になっていた。
まなみは、目を開けているけれど焦点が合わずにいるようだった。
後で聞いた話だが、その日は病院から帰ってずっと部屋で号泣していたらしい。
おばさんも大層いたたまれない気持ちだったそうだ。
29:とんかつ ◆voT6OcgkPo:2008/01/26(土) 21:04:47.36ID:Qzvsnk2o
まなみ:今日起きたらね、目を開けてるのに何も見えなくて、混乱しちゃった。
最近どんどん視力が落ちてるのは分かってたんだけどね。
でも、今とんくんがいるのは分かるよ。
はっきり、分かる。
俺:うん。安心して。俺はいなくならないから。
まなみ:私、きっと大丈夫だよ。覚悟は前からしてたし・・・
そういって、まなみは涙を一筋だけ流した。
俺は、まなみの健気さにもらい泣きしそうだった。
俺:・・・
まなみ:ねえ。
俺:ん?
まなみ:キスして。
優しく、長くキスをした。言葉では上手く伝えることができないけど。
まなみ:ちょっと・・・不安が消えたかな?
そういって微笑んだ。




