その後は顔馴染みになった弁護士召喚、続いて御曹司の親召喚。
しかし流石は御曹司の親、勝る劣らずな自己中だった。
経緯を説明して証拠に影像を見せても開き直るというより、意味がわからない超理論を繰り広げる。
揚げ句のはてには嫁に「息子のではなく俺の愛人になれ」
「嫁を売れ、幾ら欲しいんだ? ん?」と言い出す始末。
取りあえず御曹司の引き渡しの条件になんとか今後二度と俺一家への故意の接触と愛人契約禁止を結ばせご退場願った。
弁護士さんも疲れきったかおで「こんな話の通じない宇宙人は始めてですよ」と愚痴った。
なお妹は両親から離婚して戻ってくるよう言われるも拒否、親子の縁を切ってまで御曹司に付いていった。
それから数年、特に接触はなかったがある日キャバ嬢が転がり込んできた。
そのキャバ嬢はなんとOLから華麗な転身を遂げた妹だった。
何でも御曹司父の愛人にされたり、摂待と称して会社の幹部連中に林間されたりしていて隙を見て逃げ出してきたらしい。
母は匿う気だったが、父はどこぞへ電話。「お前のペットが家に転がり混んできた、さっさと引き取りに来い」
どう考えても御曹司への電話でした。
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