相原の意気込み
二人が再会する前、相原勇はこのように言っていました。
「あの時はっきりと『もう僕たちは終わりなんだよ、結婚はないよ』と言ってたら、私もこんなことになってない。直接本人から別れを言われたことがないので、そこはどうしてなのか聞きたい。」
「一番信じていた人に一番裏切られた。」
20年前のことを真剣な表情で振り返る相原は、曙との対面に挑みました。
二人の再会
再会場所は結婚式の候補地とされていた東京都内のホテル。
苦笑いを浮かべて向かい合った二人は軽い挨拶の後、沈黙。
ここで、相原が切り出します。
「20年前のことだけど、どうしてあの時、きちんと別れを告げてくれなかったの?」
すると、曙の顔色が一変、
「じゃあ、言っていいの?言っていいの?」
と怒りを含んだ声で答えます。
曙の考え
曙はこのように当時の気持ちを激白します。
「なんで俺が相撲取れない時に、結婚のことばかり迫った?
なんで励ましてくれなかった?
結婚をおいて頑張りましょうと、なんで言えない?」
曙は当時、ケガが続いていて土俵にもなかなか上がれないほどの不調でした。
結婚のことを考える余裕はなかった。
しかし、相原は一日でも早く結婚したかった。
結果として、二人はすれ違っていきました。
「そこで気持ちが切れた」
曙はそう振り返ります。
本当の別れ
その後は互いの主張を繰り返すばかりで、行き詰まっていきました。
スタッフが「お話しされて納得いかない感じですか?」と口を挟むと、
「ふざけんな、ボケ!」
と曙が激怒し、一時退席。
スタッフの説得で、席に戻った曙はこう伝えます。
「自分の中ではもうけじめをつけて終わっていることだし、いい経験というのは失礼かもしれないけど、そういう経験があってからいまがあると思っている」
相原も、こう言います。
「すごいすっきりしている。本当に会えてよかった。堂々と生きていける気がする」
互いの気持ちがわかって整理ができたのでしょうか。
これからはお互い、別々の道を進んでいきます。