引退さえ余儀なくされる故障を乗り越え、復帰の準備を進める46歳のベテランプレーヤーは、まだ選手として終われないと主張する。絶頂期の1996年に現役から退き12年もの間コートで姿を見ることのなかった伊達、しかしすぐに引退する気はない。
練習後AFPの取材に伊達は
「けがをしたら引退すると思われていた」
と告白。昨年の全豪オープンテニス女子シングルス予選1回戦以降、2度も手術を受けた伊達
「けがをしたからこそ辞めたくなかった。ケガや手術をしたということに対してもチャレンジしたかった」
と語った。周囲の選手は進化を続ける、恵まれた体格から生まれるパワーとスピードは世界のレベルを引き上げ続ける、そんな中、筋肉質ながらも身長163㎝と小柄な体で見せる伊達のプレーは、ロブやフラットなどが全盛を極めた時代のテニスをほうふつとさせる。来月、岐阜県で行われる国際女子オープンが復帰戦となる。伊達は
「90年代が最初のキャリアで、カムバックしてからがセカンドキャリア」
そして、
「今回が3回目。1年のブランクもあるし、簡単ではないと思う」
と自身の今後に関して淡々とコメントした。伊達は2020年の東京オリンピックについて聞かれ、自身の出場可能性に関して語った。その気になる詳細は次のページでご覧下さい。