世界一の億万長者”ビル・ゲイツ”に認められた日本人女性の職業に誰もが衝撃を受ける

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辛い過去

彼女は幼い頃にご両親を亡くしています。

そのため、生きていくために中学校を卒業した後、彼女はすぐに働きに出る必要がありました。

ですから、彼女は高校へ進学していません。

関西で育ち、地元の大手百貨店に就職するために面接を受けた時のことです。

面接官は彼女が孤児であることで、最初から馬鹿にした冷たい態度を取りました。

自分が孤児であることで受け入れたもらえないことを確信した彼女は、面接官に言いました。

私のような者に働き口を提供するのも、あなたがたの仕事なのではありませんか?これで失礼します

とても勇気のある発言です。

彼女は、自分の力ではどうしようもないことで無下に評価され、見下される現実に打ちのめされました。

当時、彼女はまだ15歳で辛くて悲しくて、涙が止まらなかったそうです。

真面目な掃除婦

そんな辛い経験をした彼女も結婚し、一児をもうけ、家計のためにとまた社会へ出ることになりました。

その仕事が、マイクロソフト社での掃除婦でした。

出勤は早朝で、時間も不定期で土日も出社しました。

日によっては帰宅がとても遅くなる日もあったそうです。

しかし、彼女は真面目に一生懸命仕事を行いました。

そしていつしか、マイクロソフト日本支社のビルに配属され清掃責任者を任されるほどになったそうです。

彼女は30名ほどの部下を使いましたが、自らも変わらず清掃を行いました。

ビル・ゲイツさんとの出会い

ある日のことです。

男子トイレの掃除を終え、清掃道具を整えトイレから出ようとした時です。

背の高い外人と彼女は入口でぶつかりそうになりました。

その外人は一言、「I’m sorry.」と言いました。

彼女は彼に思わず、「ヒゲ、ソーリー」と答えてしまったのです。

どうやらこの外人は日本語がわかるようでした。

笑いながら自分のあごの周りを撫でるふりをしながら「ひげ剃り?」とまた彼は笑いました。

そんな様子に彼女もつられて笑いました。

なんとその外人こそが有名な億万長者ビル・ゲイツさんだったのです。

サラリーマンである社員たちはみんな背広にネクタイをしています。

しかし、大の日本好きであるビル・ゲイツさんはマイクロソフト社の中では、いつも日本の作業衣を着ています。

そして、どこへ行くにも常にビル・ゲイツさんには2名のボディガードが離れることなくついていいますが、さすがにトレイの時は入口に待機しています。

いつもは近寄りがたいビル・ゲイツさんも、トイレには一人で入ってきたため、彼女と出会ったのです。

パーティーに招待された掃除婦

交わした会話は本当に一言だけでした。

トイレで偶然鉢合わせ、ヒゲ、ソーリーと冗談を言っただけです。

誰でもすぐに忘れてしまうでしょう。

ところがそれから間もなく、クリスマスイブの社内パーティーが開かれた時のことです。

彼女は突然、パーティーに参加するようにと内線電話で呼ばれました。

しかし、仕事中だった彼女は、「他の掃除のおばちゃんたちもいるので行けません」と断ったそうです。

仕事中であることもそうですが、場違いな呼び出しに戸惑ったことでしょう。

するとしばらくしてから再度、内線がかかってきたのです。

おばちゃんたち全員、参加してください、ビル・ゲイツ社長からの直々の依頼です

この呼び出しに、やむなく当日出社していた掃除婦のおばちゃんたちを全員集め、みんなでパーティー会場へと向かいました。

当然ながらオシャレどころか、普段の作業着のままです。

恐る恐る会場へ入ると、そこには背広姿の社員たちがいました。

当然、ビル・ゲイツさんもいました。

普通の社員でも、直接会話などすることはできません。

しかし、ビル・ゲイツさんは彼女を見つけると、とても嬉しそうに声をかけてくれました。

よく来てくれました!

まさに抱き抱えんばかりの勢いで歓迎してくれたそうです。

彼女こそ日本人の典型

周りにいた社員たしはこの光景に驚きました。

するとビル・ゲイツさんは社員一同に、彼女はすごい日本人で、僕が大好きな人です!と紹介しました。

一緒にいた他の掃除婦のおばちゃんたちも同じように歓迎するビル・ゲイツさんの姿に、周りにいた社員は驚きました。

しかし社員たちは、ビル・ゲイツさんが心から彼女たちを尊敬し、親しみを込めていることをすぐに理解しました。

掃除のおばちゃんという彼女たちの立場は、世間から見ると会社の中の主役ではありません。

トイレで会っても、廊下ですれ違っても、その存在すら意識せず、逆に疎ましく思う人もいるかもしれません。

しかし、ビル・ゲイツさんは、どんなに辛い仕事であってもその仕事に誠実に向かい合い、何十年も続けていく姿勢をちゃんと見ていました。

しかも「ヒゲ、ソーリー」というユーモアとウィットも忘れず、堂々と自分の仕事に精を出す彼女の姿勢を心から尊敬し、本来の日本人の典型をも見出したのかもしれません。

尊敬に値する女性

大きな世界という舞台を知る人物であるビル・ゲイツさんが、日本でただひとりの信頼できる友人とまで称したのが、掃除婦である彼女です。

彼女と同じ歳のご主人はある会社の経理をしていて、定年後もその手腕を買われ会社に残り高給をとっておられるそうです。

彼女はけして、生活に困って仕方なく仕事をしているのではないのです。

働かないと体がなまるし、働くことで毎日人様のお役に立てれることがとっても嬉しいのです

自分の体のためと言いながらも、他者のために尽くすことに喜びすら感じる彼女の姿には本当に頭が下がる思いです。

このようにキレイな心を持つ女性を見習いたいものです。

集まる賞賛

この話を知った人々から多くの賞賛の声があがりました。

・ウチのおふくろも80才を超えてるが、今だに石川県のDMM社員食堂でまかないの仕事をしてる。当然もう働く必要はないんだけど、働きたいと言うんだからしょうがない。たぶんこれからも死ぬ間際まで働くねw結局のところ仕事ってやつは、食うためだけじゃなく、「自分が誰かから必要とされている」という喜びを与えてくれるものとして、一生あり続けるんだろうね。

・掃除のおばちゃん、「働かないと体がなまるし、働くことで毎日人のお役に立てれることがとっても嬉しいのです」心のきれいさは行動に表れ、人の心を打ちます。そういう人は、日本に結構おられると思います。そういう人たちに幸多かれとお祈りします。

自分の仕事に誇りを持てる幸せ、そしてそれを認めてくれる上司がいる幸せを感じずにはいられません。

年齢や職種に関係なく、自分の働く意味を真摯に捉える姿勢をわたしたちも持っていきたいものですね。