まだ、横浜は伊勢佐木町に横浜松坂屋があり、その脇の路上で二人の青年がギターの弾き語りでデュオをやっていました。北川悠仁さんと岩沢厚治さん、後の人気グループ「ゆず」です。
1996年3月にグループを結成、その当時、立ち止まって彼らの歌を聞いてくれる人ははほとんどいませんでした。
月日は流れ、2年後の1998年夏、台風が関東を直撃したその日、ゆずは伊勢佐木町での最後の路上ライブを行いました。
その時、路上を埋めたお客の数は7500人を超えていました。今から18年も前の話です。
デビューから20年、彼らは読売新聞と朝日新聞に、お互いに向けたメッセージを掲載しました。
ゆずは二人で向き合うことはない。
ずっと二人で前を向いているから。
隣にいることが自然。
伊勢佐木町の路上で歌っていた
あの頃からずっと。
－ゆず 北川悠仁
突然、新聞に出現したゆずお二人のデカ広告、ファンの間では話題騒然の事態となりましたが、お互いのメッセージはゆずならではの温かさ感じられ、ファンは20年目の絆の表現として受け取ったようです。
僕が一人で路上ライブをしていた時、
「一緒にやろうぜ」
と言われた時のことはよく覚えている。
一人より二人の方が
面白そうだし、心強いし。
夜の街は怖いから。
－ゆず 岩沢厚治
新聞のお互いへのメッセージはBS民法5局で放送された共同特別番組「ハレブタイ！ゆずとハタチでつくる“ありがとうコンサート”」のためのもの、「ハレブタイ！」の気になる内容は次のページをご覧ください。
