明石家さんまさんの想い
明石家さんまさんの言葉は続きます。
ギャラのバランスを取るためには下げることができない!ギャラが下がると後輩たちがギャラを上げてくれと言えない状態になってしまう
ギャラのバランスを取るために、高額なギャラをいくら制作側が不景気だからとわかっていても譲らなかったというのです。
大先輩である明石家さんまさんのギャラが安くなれば、その後輩たちのギャラがそれ以上になることはありません。
厳しい芸人という世界を歩んできた大御所にしかわからない裏側です。
この話を聞いたある大物芸人も賛同の声をあげました。
同じように感じていた松本人志
ダウンタウンの松本人志さんがレギュラー番組の「ワイドナショー」で、明石家さんまさんのコメントについて語りました。
僕は理解できるコメントやなと思いましたね。
僕もテレビはノーギャラで良いんですよ。
でも僕がノーギャラでやるってなったら東野も困るもんね。
「松本がノーギャラでやってるのに後輩の俺らがギャラを貰って良いのか」ってなっちゃうもんね
はにものを着せない口調でぶっきらぼうな印象の松本人志さんですが、明石家さんまさんと同じように感じていたというのです。
後輩への目に見えない気遣いがあったのですね。
上としての気遣い
明石家さんまさんは、後輩の芸人を叱りつけたことがありました。
それは、後輩芸人が単独舞台のチケット代を聞いた時のことです。「チケットはなんぼや?」との問いに、後輩芸人が応えた金額を聞いた時、明石家さんまさんが、後輩を一喝しました。
「アホか!お前がその金額でやったら下の芸人が困るやろ!」
チケットが安ければ、お客は集まるかもしれません。でも、それでは今後、後輩たちが舞台をやる際に、チケットを高く売ることができなくるというのです。
明石家さんまさんはお笑い業界の今後について、しっかりとした信念を持っていることがわかります。