下を向いた研は語る「たぶん心の傷は癒えないだろう」
「信じられない言葉がいっぱい出てきて、耐えられなかった」
自身が信頼して雇ったベビーシッターの虐待という衝撃的な事実に研ナオコは打ちのめされた。そして、一人の母として深く後悔したという。「子供や家族のために一生懸命生きているのに」何故、こんなことが起きるのか。
この事件の後は、子供たちを優先するために仕事量を減らし、コンサート活動も控えた。
研の逸話で、今で言うストーカーの話がある。付きまとわれて、ずっと家の前まで来ていたが、その人物を家に招き入れ。最終的には自身のマネージャーにしてしまったというものである。研の人間性が窺える話である。開放的で自然体であることが人を惹きつけることもあるが、それはタレント・研ナオコのことである。
母親となった研が、忙しい中で子供らの異変にすぐに気づけなかったのは、芸能人としての寛容さが災いしたと言える。
母親としての警戒心をもって生活していれば、早期に子供らを守ってやれたのかもしれない。しかし、物事に遅すぎることはない、研が反省し、子供らに生活を合わせるようになって今日まで、家族の絆は大いに深まってきたことだろう。
傷を負った子供たちも、研の思いで癒されたのではないだろうか。