3歳、両親との突然すぎる別れ
2015年11月12日「中東のパリ」とも称されるレバノンの首都ベイルートで発生した自爆テロによってたくさんの人々の幸せは奪われました。
一般市民43人の命を奪い、230人を超える負傷者を出す大惨事となり、そのニュースは瞬く間に世界中に知れ渡りました。
当時3歳になるハイダル君もその被害者の一人です。彼は自身も怪我を負っただけでなく、かけがえのない両親を奪われました。それはまったく突然で、理不尽な別れでした。彼がどれほど絶望し、悲しみ、苦しんだことか想像しただけで胸が苦しくなります。
彼に希望を…
絶望の中に生きるハイダル君を、何とか励ましたい…レバノン人ジャーナリストであるラナ・ハルビさんが立ち上がりました。ハイダル君がクリスティア―ノ・ロナウド選手の大ファンであるということから、何とか対面するチャンスを得られないかとSNSを通じて支援を呼びかけました。そしてその呼びかけは驚くべき早さで拡散され、ついにはロナウド選手本人にまで届きました。
念願のロナウド選手との対面、優しく抱きしめるロナウド選手の腕の中で、ハイダル君は大粒の涙を流しました。
それまでは知らない大人に周りを囲まれた状況のなかでも、いつもと変わらない様子でいたハイダル君でしたが大好きなロナウド選手の暖かさに溢れる感情が抑えきれなかったのでしょう。
実際の対面した時の動画と、
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