女「あなた、屋上で管理人さんと会ったとき、わざわざ隠れたじゃないですか」
男「そうですね」
女「見えないなら、わざわざ隠れる必要なんて……」
男「どうしましたか?」
女「……」
女「そう、隠れたんですよね。一回目管理人さんに会ったときは」
男「……」
女「でも、二回目会ったときは、あなたは隠れていなかった」
女「でも管理人さんは」
管理人『物騒な世の中ですから、夜道には気をつけてください』
女「男女ふたりでいるなら、そんなことは言わない……?」
男「あなたが気づいていなかっただけで、僕はこっそり隠れたかもしれませんよ」
女「……でも、あなたはマックでなにも食べなかった」
女「そして席とりもしなかった」
女「じゃあ、あの店内で感じた視線って……」
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