すぐに俺と本田は坂倉の目隠しを取り
「もう大丈夫だ!」と声をかける。
坂倉がこちらに振り返ると
目をパチクリさせていた。
音は聞こえていたはずだと思うが
目の前にある現実をなかなか受け止められなかったんだろう。
俺「大丈夫だ。もう大丈夫だ。」
何か声をかけなきゃ!と出てきた言葉は「大丈夫だ」
これしかなかったが俺が伝えたかった事は無事に伝わり
端正な顔を崩して泣き崩れた坂倉・・・
相当・・・きつかったんだろうな・・・
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