超大雨の日に盲目のおじさんを助けた!娘さんと仲良くなったが、その子もだんだん視力が見えなくなってしまい・・・。

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418:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2007/11/30(金) 00:44:59.60ID:2YvfvFwo
とんこつどんだけかっこいいんだよwwwwwwwwww

420:とんかつ ◆voT6OcgkPo:2007/11/30(金) 00:46:25.16ID:cB4SXFwo
さびついた車輪は悲鳴をあげたが、俺を明け方の駅には運んでくれなかった。
寒空の中、白い息が顔にかかるのを感じながら、俺は深夜の駅へと自転車を走らせた。

とりあえず、まなみの家から一番近いルートで探しに行く。
兄貴をはじめご家族もここはまず探すだろうからいる可能性は低かったけど、
一度駅付近まで行ってそこから色々回ろうと考えた。

この街は、この時間帯になるとほとんど車は通らない。
歩行者も9時を過ぎた頃から一気に減るから、危険も少ない分情報も少ない。

俺は、時折通る人全員に聞いて回った。
「50代くらいの小柄なおじさんで、目が見えないんですけど・・・」
心配してくれる人もいたが、誰も見てないようだ。
俺は先をとにかく多くの場所を当たろうと、ペダルをおもいきり漕いだ。

こんなに運動したのって久しぶりだ。
必死に自転車漕ぐなんて、中学生以来かな。