「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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一年間も掛けて仕上げた力作。

この一年、この作品が俺の全てだった。

しかし、この作品は誰の目にも留まらず、

誰からも読まれない。

誰も必要としていない作品だった。

この作品を呼んだのはこの世界でたったの二人。

俺と編集さん。

そのためだけの作品となってしまった。

持ち込みする気力を失ってしまった俺は、

処分するつもりで別の雑誌にその原稿を投稿したが、

授賞する確立は低かったし、

授賞したとしてもその道のりを考えると辟易とした。

つまり、これが俺の最後の作品。

夢は破れた。

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