あまり聞きなれないカイチュウは、土中にいる一般的な寄生虫であり、最も人の感染者数が多い寄生虫でもあります。その感染者数は、およそ10億人に達するそうです。カイチュウは、人の小腸の中に生息しており、摂取した栄養を奪い取って感染者を栄養失調にしたり、毒素を分泌して腹痛や下痢などをもたらします。このようなことが起こるのは、カイチュウが多量に体内に存在する場合だけです。
8位.サソリ 年間3520人
危険な生き物でも代表的な存在のサソリ。年間サソリに刺される人の数は、およそ120万人と見積もられており、そのうち3520人が命を落としています。犠牲者の多くは、アフリカやインド、中東、メキシコなどの熱帯や乾燥地域に住む人々です。特に危険なのがアフリカの砂漠地帯に生息する、デスストーカーという中型の黄色いサソリで、極めて毒性が強く、刺されると健康な大人でも命を落とすほどの威力を持っています。