このサシガメ科の昆虫はおよそ6千種いるといいますが、中南米に生息する一部のサシガメは、ヒトの血を吸ってシャーガス病という感染症を引き起こすことで知られています。シャーガス病は軽い症状の場合、頭痛、リンパ節や患部の腫れだけで済みます。しかし感染者の30~40%の人は、10~30年の期間を経て心肥大になり、心不全を起こして死亡します。
4位.犬 年間2万5千人
短かに生活を共にしている犬にも、人にとって死亡するリスクがあります。それは、狂犬病ウイルスを保有する犬に噛まれ、その狂犬病が人に感染することで起きるとのこと。現在日本では狂犬病の発症はないものの、以前は日本にも感染した人もいました。
狂犬病は、たいてい1~3ヶ月の潜伏期間を経て発症します。狂犬病を発症した場合、致死率はほぼ100%で、これまでに助かった人は、たった4人しかいません。