円楽師匠の愛ある冗談
歌丸師匠は、既にミイラには成りつつあります!ディスる言葉の裏にある優しさ。
“六代目三遊亭円楽でございます。
歌丸師匠は、既にミイラには成りつつあります。
…そういう冗談は番組の中だけにして、真剣に「人間国宝」になっていただきたく、このページを借りて訴え、また同志を募る次第です!
所謂、人間国宝、無形文化財保持者の選択基準は良く知らないが、私なりに考えると、伝統芸能の技能継承をきちんとしており後世への伝達を確かにして行ける者。さらには、その芸の世界を世間的にも知らしめ高めた事も重要な要素だと思います。
その観点から、歌丸師匠は新作からスタートし、笑芸のエッセンスを良く学び、更に古典の継承の重要性、発展の方法を考え圓朝物と云われる落語中興の祖である圓朝師匠の作品を現代に合うべく語り直し、志ん生、圓生等の先人の作品の滑稽噺から人情噺まで幅広く手掛け好評を得ており、後輩達の手本となり、若手にも稽古指導の手間を惜しまず、更に自ら落語という芸能を多くの方に広く頒布、認知して貰う為、老骨に鞭打ち日夜、東奔西走、日本中で実演の日々を過ごしています。
また今年度50周年を迎える人気テレビ番組「笑点」の回答者から司会者になり、第一回からの唯一の出演者として、落語家達の地位の確立にもひとかたならぬ尽力をしてきました。
芸歴も60年を越え、なお第一線で活躍し落語界の為に頑張っている歌丸師匠こそが重要無形文化財保持者に相応しいと考え、皆様に御訴えする次第です。
我々の落語界の先人達の紡いできた落語の継承と進化に力を注ぐ歌丸師匠を人間国宝にしましょう。
「桂歌丸を人間国宝にする会」
会長 六代目三遊亭円楽“(公式サイトより全文引用)
人間国宝・歌丸師匠
「あの人が人間国宝じゃないのはおかしいじゃない?天然記念物にはなってるけど(笑)」
日曜夕方の人気テレビ番組「笑点」の司会、桂歌丸さん。
昨年5月22日の放送をもって降板することが発表され、大きな話題になりました。
同年50周年を迎えた同番組では、スタート時からの唯一の現役レギュラーでした。
円楽さんと一緒に、春風亭昇太さん、林家たい平さんもメッセージビデオに登場。
「署名をお待ちしてます。記帳はまだ早い」など、おなじみのブラックジョークも交えアピールしています。
落語界ではこれまで3人の方が人間国宝に認定されています。
歌舞伎などと比較して、その人数は圧倒的に少なく、背景には複雑な人間国宝認定の仕組みと落語界の歴史があると言います。
この署名活動が始まる前からも歌丸師匠を人間国宝にという声はありましたが、今回の署名活動が目標とする署名の数は10万人。
実際に認定されるかどうかは別としても、これだけの署名を頂けるのは、
落語家として愛され支持されている証拠なのでしょう。