報道後の心境
翌日のニュースではこの発言だけを大きく取り上げられ、三ツ矢雄二さんは戸惑ったと同時に、
「言葉の重さの意味の違いをすごく知ることになり、これからはゲイという言葉を大切に生きていかなきゃいけないなと思っています」
「けっして、グレーゾーンという言葉で曖昧にぼかしたつもりではなく、90%カミングアウトしたつもりだったんですが、ゲイという言葉がこんなに重きを持っているんだということを知りまして、今回のイベントの乾杯をと言われた時に、これは自分がこれからゲイとしてどんどんカミングアウトしていくスタートラインだなと思っています」
と語っています。
大々的にカミングアウトしなかった理由
近い人にはカミングアウトしていた三ツ矢雄二さんですが、テレビなどで大々的にカミングアウトしなかった理由は家族にあるそうです。家族も薄々は彼をゲイなんだと感じてはいたそうですが、面と向かって言ったことは無かったそうです。
しかし60歳を過ぎ、ここらでカミングアウトをして、これからゲイとしてゲイのために成せる活動をしていきたいとう思いが出てきたそうです。
これからゲイのためにいろいろな活動をやっていきたいと語る三ツ矢雄二さん。最後に、
欧米の優れたゲイの戯曲・演劇を紹介する、演劇活動をしていきたいと思っています。自分で出演することも厭いませんが、演出・舞台制作にも力を入れていきます。ゲイであることを笑いものにするのではなく、個人のよろこび、個々の喜怒哀楽を描いて、LGBTでもいろいろな人がいるんだなということを、演劇を通じて伝えていければと思っています」
と語ってくれました。