「だから『都内』も考え方はいっしょでしょ『地方』と」
笹川アナは対案として
「『九州地方』とか『北海道地方』と呼ぶようにすれば…」
と話すと、大吉さんは
「はっきり県名言えばいいじゃん。「昨日は熊本」「今日は福島」とか』と笹川アナの話に割って入った。
笹川アナは「地域をまとめるからいけないのか」
と分析、大吉さんは
「東京からの視点で地方って言うやつは、東京が上だと思っていて
『東京で活躍できてる俺はすげえ』って思っているんじゃないの?」
と問いかけた。大吉さんは自ら「地方」と口にしたことに言及し
「自分も流されて『地方』って使うこともあって、こんなんじゃダメだって思うこともあるんです」
と反省した。ここからゴールデンウィークの話に戻って、大吉さんは
「東京以外に行く仕事が今までのGWは多かったですけど、今年はずっと都内‥」
と言いかけて話を中断した。
「ほらまた『都内』。『都内』って」
甲高い声でそう繰り返すと
「まあ『東京都内』になるんですけど、じゃあ福岡におる時お前『市内』とか『県内』とか言ってた?とかってなりますよね。
言葉は気を付けないといけないですね」
と再び反省していた。漫才という芸で人を笑わせる大吉さん、その漫才を支える「言葉」を考える姿勢が芸人を感じさせる。
何も考えずに言葉を使っていると、国会で失敗発言をする政治家のようになってしまう。
芸人として、日常の表現に配慮する大吉さんは流石と言える。