「買いたいときに買った方がいいさ、いくらだ」 弟子の為に700万円をポンと出したビートたけしの母の教えとは

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「ほしけりゃこれで買いな」弟子のベンツ代700万を出す

金銭感覚がブレたような人間に芸術眼の優れたフランスが勲章など出すであろうか?金と権利にこだわる人間が紫綬褒章の受賞対象となるだろうか?
そう、ビートたけしは金銭で左右されるようなことはない、良識的な人間である。弟子や事務所の若手に関する金銭的なエピソードはたくさんある

「軍団は1億以上奢ってもらっている」

「若手ライブの打ち上げで30人以上の若手に焼肉をごちそう、カラオケ・タクシー代まで」

「事務所の若手には仕事0でも月10万払う」

など、たけしの寛容な態度は良く知られている。中でも弟子のつまみ枝豆が付き人時代のエピソードは秀逸だ。たけしは

「お前、ベンツがほしいのか?いくらくらいだ」

と確認し、次の日ポンと700万円を枝豆に渡した。
「いただけません」と枝豆が返そうとしたがたけしは受け取らなかった、枝豆は3日間悩み抜いた末、改めて700万円をたけしに返しに行く。たけしは「お前は返すと思ったよ」と優しく笑って,返しに来た金を受け取る。
たけしのこうした弟子への計らいは、自分を育てた母や師匠の影響が大きい。たけしが売れ始めの頃、ギャラの一部を母に渡していたが、母は何かにつけてそれ以上のものをたけしに要求したという。
たけしの母が亡くなった後、たけしが渡したお金はそっくり取ってあり「失敗したときには」貯めた金が必要と言う趣旨の書置きを母は残していた。
下町で職人の家庭に育ち、粗野に見えもするが、彼を育てた良識的な人たちの教えが、世界のキタノを作りあげた。彼の元で芸を学ぶ弟子や若手にも、その教えが伝わっていく。