じいちゃん「タンスに貯めていたものがある。大事に使えよ。お前に残せる”俺の生きた証”はそれだけだ」→ 俺「何だろう?・・・あっ!!」

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俺は昔から貧乏で、おまえに残すような財産も作ってやれなかった。
俺みたいなやつが何かを残そうとするなら何かにすがるしかなかったんだ。
 
きっと困ったときに何かに役に立つかと思ってずっと貯めてたものがある。
 
俺のタンスの切手を入れているケースを見つからないようにお前だけで見ろ。
こうやって何か形として俺が生きた84年をお前に残せるのはそれだけだ。
 
その話を聞いたあと、俺は先に病院からばあちゃんの家に帰って、言われた通りに切手ケースをみた。
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