震災時マニュアルを無視して下心で片思い中の女の子を助けに行った→ そこでは地獄のような光景を見ることに…

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後日被害規模を聞いたところ、1階部分の北西の柱が折れていたとのことでした。

よくぞ持ちこたえてくれました。あの家を建ててくれた彼女のじーちゃんに感謝します。

水は床上50センチほどの位置。

腰より下でしたので、僕自身の家よりは被害は小さく収まっていました。

まず探し始めたのは食料でした。

缶詰が床下収納に入っていた、というおばさんの言葉に従い、

床部分の清掃を行い、中を確認すると・・・。

何もありませんでした。床下は津波でめちゃくちゃになっていたので、

何もない、ということはないわけですが。

諦めて冷蔵庫の中を確認しました。

中には水が入り込んでおらず、ひっくり返ってはいたものの、

いくつか食べられるものが残っていました。

それらを適当な袋に詰め、2階へ持って上がりました。

ここまで書いたのでおわかりだと思いますが、救助が来るまでの食料。

それが僕たちの当面の危機でした。

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