男「ああ、そういうのですかね」
男「どうしてなんでしょうね?」
男「ああいう人たちが、さも間違ったもののように描かれてしまうのは」
女「みじめで、みっともないからじゃないですか?」
男「そういうことをする人より、命を投げ出す人のほうが好かれるんですよねえ」
男「ごめんなさい。愚痴っぽくなりましたね」
女「あなたの本当の性格が垣間見えましたね」
男「恥ずかしいです」
女「……でも、あなたの気持ち、今ならわかります。ほんの少しだけ」
男「嬉しいですね」
女「昨日夢を見たって言ったじゃないですか、わたし」
男「言いましたね」
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