女「本気でわかりませんか? それともとぼけてるんですか?」
男「だから、とぼけてなんて……」
女「パンツ」
男「……はい?」
女「だから、パンツです」
女「昨日管理人さんが、ここからいなくなった段階で気づけたはずなんですよね」
女「塀の下には、人が身をひそめられるぐらいのでっぱりがある」
女「これで気づくべきでした」
女「マンションの下から覗いても、でっぱりがジャマでスカートの中なんて見えるわけがないんですよ」
男「……」
女「どうですか? 間違ってないでしょう?」
男「いえまあ、おっしゃるとおりなんですけど」
女「パンツの色は適当に言えば、当たりますしね。外れても問題ないですし」
男「……えっと、その確認のためにここに来たんですか?」
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