台所から一番大きな包丁をとってきて、
テーブルの下にいる俺達を見つけ
「大丈夫だから、ね?
お母さんがいるから大丈夫だよ?」
と慰めてくれた。
だがそう言う母さんも顔が真っ青で
凄く汗をかき震えていた。
やがて玄関の方から音がしなくなり、
家の中が静かになった。
そして母さんが玄関の方へ歩き始めた時
「ガンッ!!」
と居間の窓から激しい音がした。俺と姉は
「わぁーっ!!」
と絶叫して気を失いそうだった。
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