この一ヶ月何回も思い出しましたから
信一は立ち上がると真理に向かって
「真理ちゃん、もう圭ちゃんと話し合うことは何もないよ。
帰ろう送っていくよ」
「え…でも…」と言いながら真理は私のほうを向きました
私はもう泣き崩れていました。自業自得なんですけどね
立ち上がり真理の肩に手を置き「帰ろう」という信一に
私は思わずしがみ付きました。
「お願い…信一私を捨てないで、ごめんなさい」と繰り替えし
とにかく信一の足を離すまいと必死でした
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