女子高生に庇ってもらって守られた命だったことを18歳になるまで知らなかった。女子高生の親に初めて会った俺は生まれて初めて人前で泣き崩れた・・・

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「ここへ行ってきなさい」

「は?」見たら、見たこともない住所と名前。

 

「何で俺がこん…」

「いいから行ってきなさい!」

 

母のここまで取り乱した顔を見たのは
後にも先にもこの時だけである。

 

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