妹を溺愛していた父。妹もまたファザコンだった。ある日、父が亡くなって葬儀中に妹だけが笑っていた→その理由とは・・・

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思い出の曲を静かに歌う妹と、耳を傾ける父。 

「お馬の親子」という曲は、父がよくまだ幼かった妹を背中に乗せて歌っていた歌でした。 

散歩に出かけた時も、手をつないでいつも一緒に歌っていました。 

父が携帯電話を持った時、妹は父からの着信音を「お馬の親子」にしていました。 

父の逝く日の夕方、父は妹に、「休め」と、口の動きで伝えました。 

それを見て、渋った妹ですが、父が余りにも言うので、付き添いの人用の仮眠室に行ったそうです。 

そして、父は逝きました。妹以外の家族と、兄弟たちに見守られて。 

 

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