おなら
- 人類はさまざまな病気と闘ってきましたが、中でもヨーロッパで1346年から1353年にかけて流行したペストは世界中で7,500万人から2億人もの死者を出したと言われています。
ネズミに寄生するノミがペストの菌を媒介するというのは当時知られていなかったため、さまざま変わった治療法が考え出されましたが、中でも奇妙だったのは、瓶の中におならをし、その臭いを嗅ぐというものでした。
この治療法はペストが蒸気によって広まるという考えを根拠としており、おならの臭いが体内の悪い蒸気を打ち消すと考えられていました。
水銀
今は基本的に危険なものとしての認識がある水銀ですが
昔はそれを治療に用いていた事があったというのだから恐ろしい話です。