2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:06:12.54ID:t6A7Oy+m0
当然そんなキャップでは雨は防げず、体は余すところなくずぶ濡れになっている。
俺もおじさんと全く同じ状況になっているのだが、視覚障害を持った人にこの豪雨と雷は恐怖だろう。
俺「大丈夫ですか!?おじさん。どちらに向かってるんですか?」
おじさんの肩に手を置きながら言った。
おじさん「家に行きたいのですが。」
丁寧な、しかし焦りを含んだ口調でおじさんは答えた。
俺「おぶっていくんで、場所教えてください」
おじさん「申し訳ありません、お願いします」
家の場所を聞いて、さほど遠くないことを知り安堵した・・・けど、
寒いっ!!!寒すぎる。
指先の感覚はほとんど麻痺しているし、体もかなり硬くなってる。
大学にはいって以来全く運動していなかったが、おじさんの体がかなり軽かったことが幸いして、
割と簡単に背負うことが出来た。
おじさんの家は、コンビニの隣の一軒家だった。
分かりやすいところで本当に良かった。