奇声をあげて威嚇する超簡単な仕事を受けたニート!そこはとんでもないブラック企業だった・・・。

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18:名も無き被検体774号+:2012/02/13(月) 20:22:57.16 ID:9YZzFpZv0

公園前、おでん屋

中年「お前も、災難だったな。いきなり庶務課なんてよ」

ニ「い、いえ」

中年「正直に言えよ。これがショッカーかって思っただろ」

ニ「…はい。少しは」

中年「はは、少しか。俺なんて年中思ってるよ。上の連中は現場のことをよく知りもしないで無茶な目標ばっかり立てやがる。
実際、やってらんねぇよ。給料も安いしよ。俺の給料なんざ、企画の3年目社員より低いんだぜ。人員もどんどん削減されるしよ。
そのくせ、やれ集合が遅いだな、CS(怪人サティスファクション)が低いだのよ。
組合の連中も上の顔色うかがってばっかりだ。なにが健全な労使関係だよって話だよな」

デブみたいにヤル気なくすのも、まぁ無理ねぇわな」

ニ「…中年さんはどうしてそれなのに、働いてるんですか?」

中年「ま、女房子どもを養わなきゃなんねぇしな…」

ニ「そうですか…」

中年「それに、世界征服ってのにも、まだ思いがあんだよ。
わけぇときに悪の組織ってやつにあこがれて入社したからな…これでも、一応、な。ははっ、たかが下っ端の戦闘員が、バカみてぇか?」

ニ「いえ、そんなことは…」

中年「ま、お前もあんまり腐らずやれよ」

そのとき、おでん屋の外の公園からで怒声が聞こえた。