入院中は嫁が仕事帰りに毎日見舞いにきてくれた。
そんなある日の昼前に嫁の上司を名乗る
ちょび髭ハゲ眼鏡の50代後半ぐらいのおっさんがきた。
おっさん曰く、嫁と別れてほしいだそうだ。
何でも嫁は職場で俺の看護の事で愚痴っているそうで辛そうで見ていられない、
まだ籍を入れていないのだから嫁のためにも別れてくれないか、とのこと。
その後おっさんは「私が来たことはご内密に」と立ち去っていった。
ぶっちゃけそのへんはショックでよく覚えていない。
嫁の負担になってるなら別れた方が嫁の為なんじゃないかと本気で考えた。
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