「人生は一度きり、ならば好きなことを全力でやってみたい」
「退いて後悔するより、進んで後悔したい」
彼の口癖だったが、それまで
何となくのレールに乗ってきた俺には新鮮な発想だった。
そして、俺も昔から大好きだった
漫画家を真剣に目指すことを考え始めた。
「漫画家になろうかな」と思ってから、
成績が下がるまでの間は凄まじかった。
「漫画家に学歴は関係ない」というのが逃げの口実となり、
次の考査で一気に赤点連発。
落第の一歩手前まで行きかけた。
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