286: のび太 ◆iewtbqJpFo:2013/10/09(水) 07:30:02.46 ID:9lyf81d8i
チワ「なんで帰りの途中元気なかったの?」
のび太「なんでもない」
チワ「ふーん、まぁいいけど」
なんか俺はちょっとだけ拗ねていた。
構ってちゃんってこともあったし、2人の会話に
入りたくても入れないもどかしさを気づいて欲しかった。
そんな中、やけになって
のび太「これ、山口とのLINEなんだけど、
チワが好きっていってるだろ?」
とLINEを見せてしまった。
チワ「いやいや、冗談でしょw」
と何度冗談じゃないといっても聞かない。
287: のび太 ◆iewtbqJpFo:2013/10/09(水) 07:39:23.53 ID:9lyf81d8i
だんだんこっちもイライラしてきた。
なんで”山口が自分のことを好き”っていう物的証拠があるのに素直に聞き入れないんだろう。
さっさと告って付き合えよ。
と、もうヤケクソになっていた。
いつしか俺はチワを応援するという名目から、自分のこのモヤモヤした感じを取り除くためにさっさと2人をくっつけることしか考えていた。
やり方もどんどんエスカレートして、LINEのグループで2人が喋るような会話にもっていって、直ぐに抜けるという処方をとっていた。
だから、こっからはチワをホームまで送るってことはしなかったし、LINEも少なくなった。授業中も喋らないようにした。
288: のび太 ◆iewtbqJpFo:2013/10/09(水) 07:52:25.98 ID:9lyf81d8i
そんないろいろ抱えたなか、中間テストが始まった。
結果は…最悪だった。平均の8割5分。過去最低だった。
でも親は最近の俺の状況を察してくれたのか、何も言わなかった。
中間テストが終わるとまた文化祭の準備が始まった。
俺は今こんな状況だけど、なにより文化祭の準備を楽しみしていた。
”またみんなと一緒に帰ったり、喋ったり出来る”
そう思うと、気分も明るくなれた。
はじめの方はチワと山口と俺は若干喋りずらくなっていたけど、
そこはイワンコフが頑張ってくれた。
帰る時にはもうみんな、ギャーギャーウァーウァー騒ぎまくってた。
”なんだかんだいってこのメンバーが1番楽しいよな”
”この文化祭の練習のために勉強頑張ったわw”
とか自分たちを自画自賛しまくってたww