佐藤浩市を支え続ける妻の存在
佐藤さんは1986年にモデルの女性と結婚したのですが、3年後に離婚してしまいます。
現在の奥さんとは1993年に再婚し、現在20歳の息子さんがいます。息子さんもまた父親と同じ俳優として活動を開始したばかりとのこと!活躍が楽しみですね。
順調な家庭生活を過ごす佐藤さんに、両親の心配ごとが続きます。
2008年、佐藤さんの母親が脳梗塞になり認知症を発症してしまいます。
実に30年間も絶縁状態だった母親の介護を始めることになるのですが、奥さんは文句一つ言わずに佐藤さんの意志を尊重します。
俳優として多忙な佐藤さんの不在時、介護を支えてきたのは奥さんでした。
そして2013年、父親の三國連太郎さんが他界します。佐藤さんは葬儀の喪主も務め天国へ見送ったのでした。
出典 YouTube
「ひどい父親だった」という言葉を残している佐藤さんですが、父であり偉大なる名優である三國さんに、様々な思いがあったことと思います。
両親との確執を拭い去ることができたのは、自身が家庭を持ったことが大きかったのではないでしょうか。
妻からのサプライズに号泣!佐藤浩市の感謝の思い
2015年公開の映画『愛を積むひと』で主人公を演じた佐藤さん。
映画『愛を積むひと』のストーリーはというと…
主人公の篤史(佐藤浩市さん)と妻の良子(樋口可南子さん)は、東京の下町で営んでいた工場を閉鎖し、残りの人生を北海道で過ごそうと決意します。
しかし、妻の良子が心臓病を患わせてしまい亡くなります・・。悲しみに暮れる篤史のもとに、亡き妻から1通の手紙が届きます。
その手紙をきっかけに、篤史の人生は再び動き出します。
その舞台挨拶で、映画のストーリーに絡めたサプライズが起こります。
妻役の樋口可南子さんが突然、佐藤浩市さんの奥さんからの手紙を読み始めたのでした。
佐藤浩市の妻の手紙
浩市さん
心臓が飛び出るくらい、ビックリしていることと思います。すみません。
私は、この作品を観るのが、今日で3回目。きっとまた、客席で号泣していると思います。もし自分が、夫よりも先に旅立つことになったら…ふと、そんなことを考えてしまいました。
結婚した当初、身体があまり丈夫でない私は、『自分が死んだら、保険金で、好きな映画を作ってね』と、あなたに言ったことがありました。
もちろん当時は、まだ若く、死という存在が遠くにありました。でも自分が、浩市さんよりも先に逝ってしまうような気がしたのは、本当です。今の私は違います。
篤史さんと似ていて、役者の仕事しかできない浩市さん。あなたを残して旅立つことは、家族はもちろん、事務所のマネージャーさん、映画関係者の皆さまに、とてつもないご迷惑をおかけする事になり、それを思うと、とても先に逝くことなどできません。23年前に浩市さんから頂いたお手紙にあった『僕は一生あなたの味方です』という言葉を、今も忘れません。
私の一番の味方は、浩市さんです。だから、どんな困難も乗り越えていけます。これからも、家族でいろんな愛の形を積み上げて、沢山の笑顔につなげていきましょうね。浩市さん、私は浩市さんを一人にしないように、浩市さんよりも、1日でも長く生きる事を約束します。
引用 YouTube
奥さんが佐藤さんに贈った言葉、
『私の一番の味方は、浩市さん。私は浩市さんを一人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きる事を約束します。』
佐藤さんは舞台で号泣してしまいます。さらに会場中も感動してもらい泣き…
家庭の温かさを知らずに生きてきて、孤独な思いをしてきた佐藤さんは、感情の高ぶりが堪えきれず男泣きしていました。
その時の様子がこちら
出典 YouTube
妻の献身的な愛情が佐藤さんを優しく包み、佐藤さんの妻への感謝の思いも伝わってきて、素敵なご夫婦だと感動しました。
こんな素晴らしい言葉をかけてくれる奥さんと出会えてよかったですね!
これからの人生、お互いに支え合いながら2人で力をあわせて歩き続けてくださいね。