お召し列車、知ってますか?
お召し列車…
何やら聞きなれない名前ですが、実はこれ、天皇皇后両陛下がご乗車する特別な列車のことなんです。
通称「なごみ」と呼ばれる現在のお召し列車は、JR東日本のハイグレード車両E655系電車で2008年にデビューしたものです。
その外観は全面漆色のペイントが施された、天皇陛下御用達にふさわしい高貴なもので、滅多にお目に掛かれないゴージャスな列車なのです。
天皇皇后両陛下、山形路を走る
お召し列車 pic.twitter.com/NpOYJKkIeU
— SatoF (@sato_f) 2016年9月11日
最近、天皇皇后両陛下がこのお召し列車にご乗車されたのは、山形県をご訪問されたときで、何でも4年ぶりのご乗車だったそうです。
「全国豊かな海づくり大会」にご出席された際、会場となっている酒田市と鶴岡市の間をお召し列車に乗られ移動されました。
沿線には天皇皇后両陛下と貴重なお召し列車を一目見ようと、たくさんの鉄道マニア、皇室ファン、近隣住民の方が集まり、日の丸を振ったり列車を写真に収めたりしていました。
天皇皇后両陛下、注目の写真
そんな中、注目されているのがSatoFさんが撮影した写真。
田園の中をひた走るお召し列車はスピード感にあふれ、そしてひと際大きな窓には立ったまま手を振って応える天皇皇后両陛下のお姿がありました。
流しお召し列車 立ってお手振りする両陛下に感激です pic.twitter.com/DhW2Gd9Cj1
— SatoF (@sato_f) 2016年9月11日
座ったままでも十分感激ですが、わざわざお立ちになって、しかも天皇陛下と皇后陛下がそれぞれ両側の窓から手を振られているのは、やはりお人柄というか国民に対する思いやりを感じさせる1枚でした。
こういうのを見ると、やっぱり日本人に生まれて良かったとつくづく思いますね。