悲しむ暇もなく、稽古に励む
「七月大歌舞伎」で勸玄くんの宙乗りを見るのを楽しみにしていた小林麻央さんが亡くなってからの舞台ということで、勸玄くんのことを心配する声も聞こえていました。
「ママが観に来るからね、一生懸命にやろうね」
市川海老蔵さんは、勸玄くんを励まして、24日には稽古を再開しています。
母親が亡くなって、悲しむ暇もなく、歌舞伎に打ち込まなければならない状況は、4歳の子どもにとってはとても辛いことでしょう。
ブログやInstagramを通じて、二人の稽古を見守っていたファンからは、麻央さんが亡くなってから、日に日に成長していく勸玄くんに「役者の顔になってきた」という賞賛の声が集まっています。
勸玄くんの胸の中にはいろいろな感情が渦巻いていることでしょう。
その中で、前に進もうと一生懸命努力しているのです。
ファンからの温かいメッセージ、その中に・・・
本番前に紹介された白狐姿には、舞台に向けて勸玄くんに向けて、たくさんの応援メッセージが届いています。
「カンカン、大丈夫だよ! 頑張ってね!」
「本当にお利口さんで涙出ます」
「無事に飛べること祈ります」
「ママもきっとお空から応援してくれるよ」
たくさんのファンから愛されているのが分かりますね。
麻央さんが亡くなってからも、ひたむきに歌舞伎に向き合う姿が、胸を打っているのでしょう。
また、勸玄くんのかわいらしい姿に、「麻央ちゃんにそっくりで、ビックリしました」というコメントも寄せられました。
白狐姿になった状態でそっくりだと分かるということは、本当によく似ているということですよね。
舞台に臨む
7月3日の「ABKAI 市川海老蔵オフィシャルブログ」によると、勸玄くんは「舞台には出ない」と言い張っていたようです。
まだ麻央さんが亡くなって、間もない時期のことですから、気持ちが不安定になっても責めることはできないでしょう。
しかし、昼の部に出演する海老蔵さんと共に歌舞伎座に入ったときには、宙乗りをする決意をしていたのかもしれませんね。
幼くして、厳しい歌舞伎の世界へと足を踏み入れた勸玄くん。
その胸中には、悲しみや寂しさという感情も渦巻いているでしょう。
それでも、ひたむきに前に進もうとする姿に、私たちの方が勇気づけられているのかもしれません。