“若かったとはいえ許されない行為”くりぃむしちゅー上田、大失態の思い出に考えさせられる

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立ち位置を変え、コンビ名を変えて


師匠たちの配慮にも関わらず20代だった有田と上田は、あってはならない失敗をしでかすことがあった。竹田君は、大河ドラマで共演した大物俳優の渡辺謙との会食の場に、まだ若い上田を同行させたことがある。
渡辺の付き人と4人で酒を飲んでいるとき、上田は誰にも断らず煙草を吸い始めた。
まだ付き人として日も浅い時期である、さすがの武田君もこれには怒らずにはいられず、その場で強く注意した。

くりぃむしちゅーの恩人

また有田は、地方出身の田舎者と見られるのが嫌で、自分を大きく見せることに必死だった。
同世代の芸人がバラエティ番組で話していると、斜に構えて、決して笑おうとしなかった。ネタにはダメ出しすることのない師匠であったが、テレビの映り方、視聴者の感情に配慮して有田の態度にNGを出した。
山口君と竹田君がアドバイスしたのはひとつだけ、上田のボケ、有田がツッコミだった立ち位置を逆にしろということだけだった。
結果、立ち位置を変えたことが功を奏して深夜枠ではあったが「虎の門」(テレビ朝日系)の『うんちく王決定戦』で上田が優勝。
早稲田出身という経歴もあって、以降、豊富な知識と雑学が上田の売りとなっていく。
もしも、立ち位置が元のボケとツッコミのままであったなら、いくつものレギュラー番組でMCを務める上田の姿を見ることはなかっただろう。
コント山口君と竹田君は、くりぃむしちゅーの大恩人である。