ムードメーカーでいたい。その強い思いから生まれた尻だしスタイル
「全員登頂」を目標に掲げていた今回の登山だったが、想像以上に厳しい道のりに、開始早々弱音ばかりの女芸人たち。
徐々に険悪な雰囲気が漂いはじめると、バービーはおもむろにお尻に大きな穴の開いたジャージを履き、隊の先頭を歩きだした。
真っ白に輝く二つの丸みを見た女芸人たちに笑いの渦が巻き起こり、明るさを取り戻したことによってその場の空気も一変した。
バービーの体を張った一芸によって、弱音を吐くメンバーはいなくなった。
無念のリタイア。それでも諦めないバービー強さ。
初日、メンバーに励ましながら順調に登っていたバービーだったが、その日の夜に山小屋で体調を壊してしまった。
動悸が収まらなくなり、山岳ガイドより「ドクターストップ」、無念の下山となってしまった。
2日目がスタートするもムードメーカーを失ったメンバーはすっかり元気をなくし、その後、黒沢、大島も脱落。
脱落するメンバーが続くも、いとうあさこ、オカリナ、川村、椿鬼奴の4人は見事登頂成功。
しかし、時間と体力の関係で目標地点を「審馬陳山」に変更した上での登頂成功だった。
「全員登頂」「カレンダー撮影」「頂上での『昴』合唱」を目標にスタートした今回の登山。登頂成功するも目標を一つ達成できなかった悔しさから煮え切らない思いで4人は下山した。
ゴール目前に差し掛かった4人の目の前に現れたのはなんと!白い水着姿のバービーだった!
途中下山を余儀なくされるも、女芸人登山部メンバー7人全員で麓のゴールに辿り着いた。
最後までメンバーを想い、行動し、視聴者にまで感動と笑いを届けたバービー。
SNSでは、そんなバービーの姿を称賛するメッセージが多数寄せられた。
自分が辛い時に相手を想い、客観的に行動することは、なかなか出来ることではない。
芸人だから、プロだから、ということではなく、人として大切なことを教わった気がする。
溢れ出すバービーの優しさに涙を流し、心が温かくなった人も沢山いたはずだ。
GW最終日の憂鬱な気持ちを払拭してくれたバービーは、気づけば私たち視聴者にとっての「ムードメーカー」にもなってくれていた。