矢口真里の過去
矢口真里さんはハロー!プロジェクト・モーニング娘。・ミニモニ。の元メンバーであり、リーダーをしていた印象が強いタレントだと思います。アイドルでデビューしたにもかかわらず、脱退後はワイプ芸人と同じ扱いを受けていたためお笑いタレント化していました。2013年の不倫騒動では、矢口さんと不倫関係にあった男性が自宅で夫の俳優・中村昌也さんと鉢合わせしてしまい世間を騒がす一大ニュースとして報道されています。その後、矢口さんは離婚しレギュラー番組を次々に降板。現在、テレビ番組やCMに出演をするものの、世間からの風当たりは強く非難が殺到している状態です。
遠野なぎことは
遠野なぎこ(旧芸名:遠野 凪子)さんはワイルドビジョンに所属している、ヒロイン役として昼ドラに多く出演していた女優です。しかし遠野さんは女優としての認知度と同じくらい、ある障害に悩まされていることで有名な人物でしょう。彼女は幼少の頃に親からの虐待を受け続けていました。「吐いたら太らないから吐け」といった劣悪な環境の中で親の言うがままに生きることを余儀なくされた結果、今でも遠野さんは人格崩壊や過食嘔吐、強迫性障害と戦い続けています。さらに、醜形恐怖症という症状にも悩まされており、自身の顔や体をまともに直視することができません。唯一の救いは、遠野さんが飼っている2匹の猫であり、彼らと写真に写るものだけは自分を見ることができると語っています。
贈られたエールの内容
そんな遠野さんは、現在も完全復帰の目処がなく世間の厳しい目に晒され続けている矢口真里さんへ、直接伝えるのではなく自身のブログからエールを送りました。当記事でもエールの一部を掲載させて頂きます。
記事タイトル『彼女の事』
私、思うんだ…番組で伝えきれなかったから此処で言わせてね。彼女さ、本当にそんなに大罪を犯した?不倫は絶対にいけない事。やってはならない事をしたのは紛れも無い事実。ルール違反ではあるよね、表に出ている情報だけで判断するならば。
でもさ…たった一度失敗を犯した彼女を責められる位、皆そんな立派に生きてる?どうしてそんなに彼女を責められる?世間様に恥をかいて、カメラの前に立ち笑顔で自虐ネタを披露する事が、どれだけ勇気と覚悟のいる事か…。
正直、あの子は立派だと思う。人間の価値を測るのは失敗そのものではなくて、失敗した“その後”でしょ?笑っている姿のその後ろにある張り詰めた素顔を見てあげなきゃ。見守って応援をしてあげなきゃ…じゃないのかな、人として。
私生活が露呈してしまった彼女が何故また復帰出来るかのお話…それはとても簡単な理由。…彼女は沢山の人に愛されているからです。スタッフさんに、共演者に愛されているから今も彼女の居場所が用意されている。ね、そういうシンプルな話なのです。
…“イジメ”はやめましょう。私は彼女と友人関係でもないし、連絡先を知るような親しい間柄でもありません。それでも、どうしても納得がいかないの。世間の声に対してずっーと腹が立ってた。モヤモヤしてた。男と女の事だもん。言えない事だってあるでしょ。
彼女を批判していいのは…人生において一度も失敗をせず、人生において一度も恥をかかず、人生において一度も誰かに迷惑を掛けた事のない人だけです。居るかな?そんな人…。芸能人はストレスの捌け口ではないからね。同じ人間。何の保証もなく、リスクの高い中で闘い続ける職業です。
私は厳しい状況の中復帰を果たした、彼女の勇気と覚悟に拍手を送りたい気持ちです。頑張れ。負けるなっ。
今回、矢口さんが起こした不倫騒動は相手やファンを裏切る最低な行為ですし、批判が集中するのも本人が原因です。しかし芸能人という人より多く世間に影響を与える立場といえど、頭ごなしに批判するのは確かに一種のイジメと捉えてもおかしくはないのかもしれません。筆者は矢口真里さんの熱狂的なファンではありませんので、どれほど矢口さんのファンが傷ついているかは判断できません。ですが、もう一度くらい復活のチャンスを与えられるくらいの優しさは必要なのかもしれませんね。過去の過ちはどうにもなりませんが、これからの彼女の誠意ある行動に注目は集まりそうです。