来るものを拒まず、新しいことにも挑戦
英語で現地のスタッフとやり取りすることで、人間的にも成長できたのではと語る彼女。今後、海外での仕事についての話を聞いてみました。
――そのことで、海外での仕事への興味は増しましたか?
はい!増しました。このままここにいたいと思ったくらいです。
もちろん私は良いところしか見てないのかもしれないけど、ハリウッドスタイルの撮影の仕方に感激したし
それぞれのセクションのスタッフさんがみんなプライドをもっているところに感銘を受けました。
みなさん、自分のパートのところだけに集中できる環境はすごくありがたいし
これだけスタッフさんが頑張ってくださっているのなら、私も頑張らなきゃと素直に思えた現場でした。
それにスタッフさんはみなさんジョークを交えながら楽しく仕事をされているんです。
たとえば日本ではスタッフの方が大声で笑ったりすることってあまりないじゃないですか。
でも、向こうではみなさんがそれぞれ「今日は調子どう?」とか言い合いながら、笑顔で仕事をしていたんです。
そういう外国人のポジティブな感じが、自分には向いてるのかなと思ってしまいました。
――小嶋陽菜さんが先日卒業されましたが、同期の大島優子さんやその前に卒業された前田敦子さんなど、AKB48の卒業生の方々の活躍についてはどんな思いを抱かれていますか?
卒業生は同士であり、ライバルであり、それぞれの活躍を見て「カッコイイ!」と思いつつ
やっぱりどこかで「負けたくない、自分も頑張りたい」という思いもあります。す
ごくいいバランスでいつも刺激をくれる存在かなと思います。
――今回の仕事を経て、海外で活躍したいと思いましたか?
そうですね。海外の作品に対して、自分自身が敏感になりました。
『沈黙 –サイレンス–』に出演された窪塚洋介さんは全く英語がしゃべれないと聞いてびっくりしました。
英語が堪能じゃないとハリウッドデビューなんてできないと思っていたけど、そうではないんだと思って。
ハリウッドではアジア人の女優が極端に少なくて、特に日本人は少ないと聞いています。
だからいままでは「夢はハリウッドデビューです」と言っても「できるわけないじゃん」と思っていましたが
いまは何%の確率であるかもしれないと思えるようになってきました。
機会があれば、オーディションなどを受けられたらいいなと思います。
いずれにしても海外でコミュニケーションをとるには英語が大事だなと。
向こうのプロデューサーは私にも「何がしたいの?」と聞いてくれるんです。
そういう時に「私は海外の仕事がしたいです」と発信していくことが大切だなと思ったので、改めていま、英語を日々
勉強しています。シーズン2がいつあるかはわからないけど、次にプロデューサーさんに会えたら
「私はこうなりました」という成長が見せられる場にしたいと思っています。
自分が元々フィリピン人のハーフということもあり、海外での仕事については身近に感じていた部分があったので
そういう機会があれば積極的に関わっていきたいです。
幸いAKB48在籍時にいろんなことをやらせていただいたので、これしかやらないという選択肢はなくて、来るものは拒まずです。
そのなかで自分はこれが向いてるんじゃないかというものが出てくると思うので、いただいたお仕事はなるべくやっていきたいし
自分がすごく感銘や刺激を受けられる仕事を、今後も増やしていけたらいいなと思います。
海外での活躍も視野に改めて英語を勉強しているという秋元さん。AKB48時代に経験したことを活かしながら、様々なことにチャレンジしていきたいと話す彼女はやる気に満ち溢れて、なんだかキラキラしています。
これからどんな場所で活躍していくのか楽しみですね。