社長の息子から一気に家庭環境が変わる
お笑いコンビ次長課長の河本準一さんは小さな頃の家庭環境がとても複雑でした。
元々は社長の息子で裕福な暮らしをしていたそうなのですが、とある日両親が離婚してしまいます。
しかも母親が再婚した新しい父親はとんでもない酒乱。幼い河本さんに暴力を振るうことも珍しくなかったそうです。
そしてその環境を見かねた親族のアドバイスで夜逃げを慣行。河本さんは母子家庭で育つことになります。
「父親みたい」な母親の背中
当然家庭は貧乏。河本さんの母親は昼も夜もなく働き続けたそうです。
その仕事の一つがスナックの店員でした。いわゆるママというやつですかね?
ともかくそんな環境で働いていたので河本さんの母親は常にお酒に酔ってベロベロの状態。
まだ子供で母親がどんなに苦労して生活費を稼いでいるか知らなかった河本さんは「当時は母のそんな所が嫌だった」と語っています。
しかしそんなある日、河本さんは学校の友達とプラモデルを買いに行く予定が出来ます。
お小遣いのほとんどなかった河本さんはいやいやながらそのとき母親が働いていたスーパーの鮮魚コーナーに1000円を
貰いにいったそうです。
お小遣いをもらいに行くという軽い気持ちで母を訪ねたそうですが、少年の河本さんに飛び込んできたのは
鮮魚コーナーで一生懸命に魚をさばく母親の姿。
それまで「あの酔っ払いの母がスーパーで働いているということはどうせみんなの前に立っていらっしゃいとか叫んでるんやろ?」
と思っていた子供の河本さんは、地味な仕事を懸命にこなす母親の姿に「俺、今まで何やってたんやろ・・・」と衝撃を受け、
「まるで父親みたいだった」と語っています。。
不正受給はダメだが家庭環境には同情
快く1000円をくれた母親でしたが、河本さんは結局プラモデルは買わずその1000円を貯金に回したそうですね。
以前母親に関する生活保護の不正受給が報道された河本さんですが、そういった幼少の頃の家庭環境と金銭的な母親への思いが
あったからなのかな、と思います。
もちろん法律違反でダメなものはダメなのですが、河本さんの家庭環境には少し同情の気持ちもありますね。
現在では不正受給分を返還し、母親への金銭的支援は純粋な河本さんからの仕送りになっているそうです。
河本さんには今後も法律に違反することなく母親への感謝の気持ちを伝え続けていってほしいですね。