田村淳が伝えたいこと
「日本人はもっと、まわりを尊重できる民族だったと思うんですけどね。
村単位での束縛はあったかもしれないし、個性きわだつ人を受け入れるのも苦手だったんだろうけど
ともに生きるため協働するのは得意だったはず。」
「一人が失敗するとみんなが大変だから、一緒にがんばろうぜ」みたいな。
でも今は、圧力ばかりが強くなって、つるみ方が下手になってきている気がする。
コミュニティの在り方が変わってきたんだから、関わり方も変わっていかなきゃいけないのに、思想だけは昔のままで
押し通そうとするから歪んでくる。でもそういう根本的な改善をしていくためには、やっぱり
若い人が声をあげていかなきゃいけないんじゃないかな。今はいろんなツールがあるんだから。
ネットを、不安を解消するために人に怒り玉をぶつけるための手段にするんじゃなくて、不安に立ち向かうための
武器にしたほうがいい。だってそのほうが、絶対に未来はよくなっていくじゃないですか。
…って、僕が気づくくらいシンプルで簡単なことなのに、なんでみんな気づかないのかなあ?」
この先の日本を考えるなら、真っ先にまとまって声を上げていってほしいのが今の20~30代の世代だと訴える淳さん。
近い未来、2020年への目標については
「東京オリンピックをやりきった後の自分は、どういう情報発信ができて、どういう影響力を持った人間になっているだろうか」
ということを考えているという。
「将来、メディアとしてのテレビの力が弱まっているだろう時代に、“テレビという枠”にとらわれずに自分のやりたいことに、どんどん挑戦していきたい。」と語る淳さん。未来の日本やメディアに対する鋭い意見に、今後もますます注目していきたい。