テレビ見て育った世代は追い越し方がない
たけしはお笑いの話にも触れ、こう話した
「今の芸人は我々のお笑いを見て育っちゃったから、テレビでも自分たちの作ったところで止まってるんだよね。」
と、今のお笑いの現状に関して閉塞感があることを語った。たけしは言う、自分たちの時代は上の層が寄席芸人で層が薄かったので、追い越すことができたと。
しかし、今の若手はテレビを見て育っているから追い越し方がないのだと。鶴瓶も言う、
「若手はみんな『はよやめてくれ』って言います。」
鶴瓶もたけしと同じようにお笑いの成功者、たけしの言うことがよくわかる。
ビートたけしは業界に閉塞感を感じている、若手がどんどん先輩を追い抜いて新陳代謝が行われる状態ではないからである。
旧来のお笑いのルールを打ち破り今のポジションを築いてきたビートたけしにとっては、現状の若手は哀しい。成功を手にしたお笑いの大御所は人の努力ではどうにもならない時代の環境を理解している。
だから今も、若手と同じようにテレビに出演するのだ。