そこの旦那さんは一本筋の通ったマジメな方で、
年が明けて間もなく、会社に電話があった。事件の夜、旦那が帰宅してパートに改めて確認し、
顔面が変形するくらいボッコボコにブンなぐって離婚した、とのこと。嫁(パート)は実家に帰らせたってさ。
当社に対しては、大変申し訳ないとただただ平謝り。旦那さんが頭下げることじゃないんだけどね。
ところがその数ヵ月後、今度はパートの実家というところから苦情の電話が入りやがった。
「娘を不当に解雇して、不景気だから給料も払わんとは何事だ!ゴルァ!」ってわけの分からん内容。
とりあえず実家の住所とやらを聞いたので、例の始末書のコピーと、奴の犯行を録画したVHSを送ってあげた。
それ以来音沙汰がない。子は親の鏡とはよく言ったものだよ。