本田母「大声あげたら鼻を折る。それでも叫んだら首を絞める。わかったな?」
いきなりの事でパニック気味だった坂倉母だったが
その圧倒的な迫力で声もあげられない様子だった。
首を激しく上下に振り、理解したというジェスチャーを繰り返す。
俺達が昨日、何もできなかったオヤジを一撃で沈め
あっという間にこの家を占領してしまった。
俺と本田は顔を見合わせた・・・
俺・本田「すげえ・・・」
しかしいつまでも感動してはいられない。
すぐに俺と本田は坂倉の目隠しを取り
「もう大丈夫だ!」と声をかける。
坂倉がこちらに振り返ると
目をパチクリさせていた。
音は聞こえていたはずだと思うが
目の前にある現実をなかなか受け止められなかったんだろう。
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