本州の太平洋沿岸にカツオが到来する時期に海流に乗ってきて、
浮き袋の見た目が烏帽子に似ていることから
三浦半島や伊豆半島でカツオノエボシと呼ばれるようになった。
さらに、人にとって非常に危険な生物。
触手に強力な毒をもち、刺されると
強烈な電撃を受けたかのような激痛がある。
患部は炎症を起こして腫れ上がり、痛みは長時間続く。
二度目に刺されるとアナフィラキシーを起こし、ショック死する危険がある。
カツオノエボシの触手に触れると
表面にある細胞から刺胞という微小な毒針が発射される。
これに含まれる毒が炎症や痛みを引き起こすのである。
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