生まれつき障がいのある姉。両親「お前が姉の面倒をみるんだよ」→優しかった姉が私の結婚話で豹変した結果・・・

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姉が26才、私が24才の頃の話。
私は地味なりに平凡なりに、大学を出て就職して
職場の先輩の紹介で出会った男性(A)と付き合って
1年経ったあたりで結婚しましょうかって話になった。

Aを両親に紹介した時もプチ修羅場で、両親はAの前ではニコニコしてたけど
私が結婚してしまったら姉の将来はどうなるんだって反対された。
でも、姉本人が大丈夫だって言ったんだ。
姉も結婚を視野に入れて付き合っている男性が居るからって。
その人は収入が安定していて穏やかで優しい良い人だって。
そういう人が居るならって、両親もそれからは私の結婚に反対しなくなった。
その時は心底姉に感謝したよ。

 

でも、姉が言う「収入が安定していて穏やかで優しい良い人」っていうのはAの事だった。
姉はAの職場を訪ねて、私についてないことないこと吹き込んだ。
私が、障害のある姉をずっと見下して、両親が居ないところでは悪しざまに罵っていたとか
私がAについて「障害持ちの姉にはこんな高スペックのダンナ捕まえられないよね」とか
「正直高収入は魅力だよね。人間的には好きじゃないけど収入は愛せる」とか
姉にだけはぶっちゃけていたと、嘘をついて。

Aは、外見は全然イケメンじゃなかった。
独身なのにお父さんみたいな雰囲気の人だった。
でも、だから私はAが好きだった。
実の父親は姉ばかり可愛がって、私には素っ気ない人だったから。
Aにも、そういうトラウマというか、ずっともやもやしてた事については話した事があって
その時Aはファザコンな娘みたいに僕を愛してくれればそれでいいんだよって言ってくれた。

でも、Aは姉の話を信じた。姉の美貌に惑わされたのかもしれないし
そもそも私なんかそんなに好きじゃなかったのかもしれない。
Aは私の両親に、姉からこんな話を聞いた、私さんの事が信用出来なくなった
それに引き換え姉は素晴らしい人だ、姉と結婚したいって談判した。
両親は、私ではなく、姉とAの肩を持った。

姉は明日ジューンブライドになる。
私は結婚式には出ない。
出ないというか、両親に絶縁宣言されちゃったから。
もう死んじゃおうかなって思うけど、なかなか決心がつかないから、とりあえずここに吐き出す