心臓病の兄と私を置いて借金を父に押し付け有り金持って男と蒸発した母。そんな母から突然電話が!!「手術しなきゃいけないから腎臓1つ頂戴」

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20年前に男と蒸発した母親が臓器よこせと言ってきたので復讐した。

気分を害される方もいらっしゃると思うので不快に感じる方はスルーしてください。
文才はありません。説明不足な点や読みにくいと感じる点があったら流してください。

母親が蒸発したとき、私は小学5年生だった。
以来私と兄は父が再婚するまで父子家庭で育った。
母親は蒸発する際に、置手紙一枚で私たち家族を捨てていったが有り金は持って行った。

私の兄はもうなくなったけど2コ上で、生まれつき心臓に爆弾を抱えていて
母親が持ち逃げしたお金の中にはこの兄の手術にあてるべく貯めていたものも含まれていた。
母親の親はクソ。母親が失踪した際に父や残された私たち兄妹に
あらぬ罵倒を浴びせてくれたうえに、手術しなければ20まで生きられないと
告知されていた兄に面と向かって「金食い虫の役立たず」と罵った外道。

母が蒸発して生活が一変した。

もともと父は高額な手術費用の捻出に日勤の正社員勤めが終わった後、夜勤でドカタをしていた。
母親も正社員で働いていたけれど、蒸発した後に残業と称して
毎日帰りが遅かったのは不倫していたからだとわかった。

蒸発する前に、母親は会社を独立する資金と父をだまし連帯保証人にして借金をした。
不倫していたとは知らず、専門職に就いていた母は口癖のように「独立して軌道に乗れば父に掛け持ちなんてさせなくて済む。このままじゃ身体を壊す」的なことを繰り返していたから、
不倫相手と暮らすための資金を調達させられるとは父も考えていなかった。

貯金ゼロで借金を背負い、兄の手術費用まで工面することになった父は
身を粉にして働いた。手術費用は父が親戚中に土下座して借りてきたものの
借りたお金には返済がついて回る。

家にはいつもお金がなかった。

そんな生活のなかで救いだったのは父が再婚したこと。

借金つきでコブつきで、兄には持病があると承知で父と
再婚してくれた母にはいくら感謝してもしきれない。
母は父が脳梗塞で倒れたときも離婚しようとはしなかった。

パートとスナックのホステスを掛け持ちして家計を支え、
父がリハビリ中に自らの命を絶つことを考えるたびに諭してくれた。
父が倒れたのは私が中学を卒業する前で、高校生だった兄が
中退を決めたときもせめて高校は出ておかないと将来的に困ると卒業まで通わせてくれた。

兄は30になる前に亡くなった。
父は今も片側にマヒが残っているものの今でも元気。
小学5年だった私も結婚し、今では私夫を含む4人で暮らしている。

やってきた母親はどこで調べたのか突然連絡してきて、よよよと泣きにきた。

思い返すだけで腸が煮えくり返るので母親の主張は書かない。
ただ昼ドラのヒロインっぽく泣いてゆるしてと繰り返していたとだけ。
もっとも、母親が泣いてゆるしてと繰り返したのには理由があって、お目当ては私の腎臓。

1個クレだと。
因果応報ってあるんだなと思った。

手術しなければ20まで生きられないって
わかっている兄の手術費を持ち逃げしたクソ女が、今度は腎移植をしないと命が危ういって。
同時に、20年の恨みつらみが一気に頭のなかを駆け巡った。
相応に不幸になってもらうって思った。

心配している風を装ってイロイロ聞きだした。

蒸発した相手とはすぐに別れ、今は別の男と再婚していること、連れ子がいること。
再婚相手には私たちのことをどう伝えてあるのかも聞いた。
案の定、離婚して×1として再婚したことになっていた。

あれこれ聞きだしたときに再婚相手と連れ子に会わせてほしいと頼んだ。
あくまで心配している風を装ったから渋ったけど承諾。喫茶店で会うことになった。

私ひとりで会いに行った。

再婚相手は何も知らず、私を「元夫が引き取った娘」だと思っていた。
連れ子は中学生だった。

母親も再婚相手も連れ子も私が腎臓移植の同意を得ていると勘違いしていたらしい。
もちろんはっきり拒否した。

懇願されても不快なだけだから、向こうの言葉を遮って
母親だった女に「有り金持って借金だけ置いて行った女を助ける義務はない」って言ってやった。
母親だけでなく、同席してた再婚相手とその連れ子まで顔色を変えたのがはっきりわかった。

・離婚したのではなく男と有り金を持って蒸発した

・私には生まれつき心臓に爆弾を抱えた兄がいたが、その兄の手術費用まで盗っていった

・逃げる前に父をだまして連帯保証人にして借金をして、それまで父に背負わせた

・兄の手術費用を工面するために父は親戚中を土下座して頼んでまわった

・母親が押し付けた借金と親戚中から借りたお金を返すために働きすぎて父は脳梗塞で倒れた

・今の両親は反対したけれど、借金をゼロにするために高卒で社会に出た私が夜店で働いてやっと返せた

・この間ウチにきたとき、終始「自分カワイソウ」で一度も私たち家族のことは聞かなかった

途中、母親が金切り声をあげたけどスルーしてあくまで淡々と事実だけを教えてさしあげた。
「うそよ」とか、「でたらめ」とか、
「小さかったからお父さんにそう吹き込まれて育った」とか
必死に取り繕おうとするからそれも全部切り返した。

「小さかったって言っても私、小学5年でしたよ」
「突然母親だった人が消えて、借金だけが残されたって状況がわからないほど子供だと思います?」
「私と兄は家のことしかできなくて、金策に追われる父の姿を見て毎日悔しくて泣いてましたけど」

再婚相手と連れ子がふじこっている母親にイロイロ尋ねていたけど
長居する気はなかったから、自分の勘定だけ払って帰った。

「おふたりにとってこの人がどんな人なのかは知りません。
興味もありません。でも、私たちは捨てられた側です。
こちらの助けを期待されても迷惑です」とだけはっきり言ってきた。

後日再婚相手から事実確認の電話が父のところに入った。
父も母も私が水商売をやるのは反対だった。
毎日やる、やめろでケンカした。
結局私がいつまでも借金に縛られたくないって反対を押し切って夜店勤めをした。
返し終わって水商売を卒業したけど、両親は今でも娘を嬢にしたって悔やんでる。

そういうことを父は淡々と電話で再婚相手に話していた。
二度とこちらに関わらないでほしい旨を父が伝えて、再婚相手が承知した。

向こうが離婚になったのか、そのまま結婚生活を続けたのかは知らない。
ただ葬儀の知らせだけ来た。もちろん、だれも行かなかったけど。

人生最後の時間に、あの女がどう過ごしたのかはわからない。
実家は外道しかいないし、多感な年回りの連れ子がいる再婚相手と
以前と同じように生活できたとも思えない。

せいぜい、みじめに死んでいればいい。
実の母親にしたこんな仕打ちをした私は、
まちがいなくあの女の娘だなと思うけど後悔はしていない。

胸糞な話を投下してごめんなさい。
私夫は私の過去を承知で結婚してくれました。

この母親のような女にはなるまいと

そこだけは肝に銘じているつもりです。