「みなさん、このお母さん本当は〇〇まで行きたかったんです。でも赤ちゃんが泣いちゃって迷惑かけると思って、こんな大雨なのに降りて歩こうとしてるんです。赤ちゃんが泣いちゃうのは当然のことだし、お母さんも悪くないです。だから!だから! 赤ちゃん泣いちゃってるけどお母さん頑張ってる!皆さん暖かい心でこのお母さんと赤ちゃん乗せてやりませんか?」
と言ってくれたのです。
私はその言葉を聞いて、
目からは大粒の涙がボロボロと流れ出しました。
そしてその瞬間、バスの車内に拍手の音が響きました。
乗っていた綺麗なお姉さんが
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