俺は、いろいろ考えた末に
東京の会社に就職することにした。
理由は本当にいろいろあったんだけど、
何より、チビ助に
会いたいってのが一番だったのかな。
今となっては良くわからない。
内定は不思議とすぐ貰えたので、
3月で地元を去ることが確定した。
そのことをうまい面子にも伝えた。
反応は、意外と淡白だった気がする。
ちょうどその付近で、
チビ助が学校を退学した。
どうにもめんどくさい難病らしかった。
とはいっても学校に籍が
あるかどうかだけの違いで、
これまでとは大して変わらぬ日常だった。
チビ助はチビ助で、
前述の関東組とも
仲良くできているようだった。
それで、関東組の中で
早速くっつく奴らが出たらしい。
東京こわいって
チビ助の親友の女の子と、
ちょっとなよっとした男の子。
お似合いだと思った。
…いやまあ、速攻別れたらしいんだけど。
で、話を地元のうまい奴らに戻す。
2月くらいか。
山さんとふじこは相変わらず順調。
中西さんカップルも相変わらずだった。
優男は出会った時から変わらず優男だった。
しょこたんはぁはぁとか言ってた。きめえ。
小倉さんは…
女 と く っ つ い た
うまい面子に、重度のバンギャで
メンヘラの篠崎って奴がいたんだけど、
そいつとくっついた。
というか篠崎が小倉さんに告白し、
小倉さんがおっけーしたらしい。
心で泣いたね、俺は。
その話は、いつものように
アニメイト前でだべっているとき、
篠崎本人の口から聴いた。
俺は、嗅いでいた媚薬を
取り落としそうになった。
ちなみに媚薬は木の根っこの匂いがした。
その時小倉さんは既に
彼氏と別れていたのかな、ようわからん。
ともかく、非常に衝撃的だった。
頑張れよ、とだけ言っといた。
ちなみにこの時の俺は、
スーツがデフォになっていた。
どうでもいいか。
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